17 ノアの箱船
17 ノアの箱船
前回の文書を読んでみた。
どうも面白くない。書いた時はもっと調子よく書けていたが、
再度添削が必要だ。あまり添削し過ぎるとまた、面白くない。
我々は通常、捨尿をする時、昼も夜も尿瓶を使っている。
昼、クルマ椅子に座って、ジッパーを外し捨尿をする際には、
あまり問題はない。
前回のお話のような20度の角度がついていようと、大きな差は、
ない。
そもそも、昼は、健常者と同じ便器でしたいのだ。
でも、健常者の便器に立って、タイミングよく来尿があれば、
クルマ椅子で便器前に立ち上がり、捨尿をしたい。
ただ、病院側も安全を見て、それは“未だ”となっている。
以前は、便器の前に立っても、尿が出ないという事があった。
しかし、最近はその感覚の乖離が少なくなっている。
こういう感覚は、鍛えられ、進歩するもののようだ。
問題は寝ている時である。
写真は、尿瓶である。
捨尿のサインがあったら、すぐさまベッド🛌を起き上がらせる。
そして、足の側を最大まで下げる。
ズボンを下げて、オムツを下ろす。
この辺りの動きは、前回ちょっと説明したが、
寝て第1回の捨尿は勢いがある。
量も多い。これをノアの箱船したら厄介だ。
しかも、何時間も寝た後なので、寝ぼけている。
十分な注意が必要だ。ノアでない船が🚢来る可能性がある。
そして尿瓶を持ち込む。
尿瓶に前回の尿が残してあったりしたらまた悲劇だ。
こういう事に、十分注意したい。
この時、尿瓶の向きは、逆さまだ。
尿瓶の向きは通常、取っ手が上を向いている。
ところがこれでは、例の性器の向きにバッテンになる。
逆にして足に挟むような形がベストだ。
これで常に尿は、下向きになっているので、安全。
とは言えこれも、捨尿(性器)が、硬くなっている時は、
頭を抑えつけるような形で、
下手をすると、尿は尿瓶に壁を這って逆流しかねない。
寝ぼけている中で、細心の注意を払いたい。
捨尿をした後も、油断は出来ない。
尿の入った尿瓶を慎重に、尿瓶入れに入れなくてはならない。
ここで床に落として、尿ビシャ、
シーツに落として、シーツビシャ、
あと、尿瓶に貴方の捨尿器以外の、紙やら、オムツの端っこやら、
があると、ここを伝って、ノアの逆流だ。
そして、これはその病院によって違うとは思うが、
出来ればすぐに、尿瓶の尿は捨てた方が良い。
と言うわけで、捨尿については、以上です。
現在、夜だけチューブの尿瓶を検討している。
以前試してみたが、ノアの箱船だった。
(ここで、言っておくが、私の中にノア様を冒涜する気は、
さらさらない。子供の頃はキリスト教徒だったし。
でも、洪水を表現するのに、セオル号とか、もっと駄目。
尿が不浄なものと考える事が可笑しいと思いノアに、
落ち着いた)
まあとにかく目標は通常の小便器にオシッコをする事で、
ある。昼はもう少し、夜は尿瓶の改善か?でも今の改善も、
かなり進んでいる。求めよ、然らば与えられん!
結局、障害者のニーズは、最終的に障害者の独自の努力が、
核になるということか?
さて続けて、頻尿の件に入る。
今の病院に来た当初、一晩に10回の頻尿であった。
今は1〜3回くらいに減った。
10回は、大変だったが、苦しさはなかった。
何故なら、睡眠薬を飲んでいたからだ。
でも10回は異常だし、大体看護婦さんに迷惑だ。
それで、2つのことを行った。贅沢を言えば、一晩中、一回も、
起きないのが理想ではあるが、障害者で爺さんである。
一晩、2、3回が、無理のないところかと思う。
先ず、貧乏ゆすりだと思う。
やはり、我々は、足を動かす事が健常者に比べて少ない。
だから、良く動かさなくてはならない。
その呼び名に問題がある。
この名前はそろそろ卒業だ。悪いマナーとしているのはロシアで、
ロシアも含め、日本以外では蔑称はない。
僕も今回、褥瘡でえらい目にあったが、体を動かさず2週間も、
動かなかった為に、本来出来る足のリハビリが出来ず、
歩く事が出来なくなった。長嶋選手は、僕と全く同じ側の麻痺で、
僕より年上で、歩けている。本来僕の病気なら、杖を使ったり、
するとは思うが、2本足で歩けば、歩けるのだ。
「貧乏揺り」とっととこの名称を、廃止するようお願いしたい。
人間は動かさないのと、そこの機能が駄目になる。
そしてそれが、頻尿につながる。
昼、起きている時に、体から出ていこうとしている水は、
何もせずクルマ椅子に座ってる間に、どんどん溜まっている。
それが、真夜中に頻尿になっていく。
普通に運動して循環している場合、少ない排尿でいいが、
それが出来なかった尿は、体と言う水割りのグラスの、
中を行ったり来たりして、少しずつ尿を出す。
これが、頻尿だ。
次回に続きます。