オン・ザ・ロード 2013年 フランス🇫🇷
オン・ザ・ロード 2013年 フランス🇫🇷
トマト🍅🍅🍅🍅
監督:ウォルター・サレス
製作総指揮 フランシス・フォード・コッポラ
先ず、この映画は何の前知識も入れずに見た。
そして、最初、退屈な映画だと思っていた。そして分かった。
この退屈さと終わりに向かって感じる、愛おしさ。
これはロードムーヴィである。
「定義はコトバンク
(road movie)主人公が車や列車などに乗って旅に出、自己発見をするという筋立ての映画。」
「パリテキサス」という大傑作があるが、なんとこの映画はコッポラの
ロードムービーだったのだ。
サルという名前が面白い。作家志望の人。
育ちが良く、ディーンに言われる尽人生という道を走りながら踏み外さない。何も前情報がないと、誰が主役かもわからない。
でもそれでいいのだ。あなたはロードムービーに引き込まれている。
最初のうちはこの2人は、どっちが犯人かとすら勘違い。
むしろ内容的にはこのディーンが主役に見えなくもない。
人生を快楽に走るエピキュリアン。
後の事も考えず、酒に溺れ、子供を作り、妻とも彼女とも言えない女性が、
彼を探している。まるで昔の僕みたいな。(本当最低男)
なんとかなるだろうといつも思っている。
それにしても、途中乗っていた車は素晴らしい。
軍人と結婚しようとしつつ、ディーンについてきてしまう。
美人。
彼女もまたディーンについてきてしまう。
子供も作ってしまう。
スパイダーマンの女。あの頃から、この人ってどこが綺麗なんだ?
って思っていた。
友人仲間の1人。男好き?
誰かと思えば、ロードオブリングに出ていた人ではないか?
人生には大概、こう言った人が現れ、人生を踏み外さないで済むのだが。
ロードオブリングもある意味ロードムービーだ。
○スティーヴ・ブシェミ (Tall Thin Salesman)
この人、好きです。ただそれだけ。
さあ、最初の30分を乗り越えれば、あなたはカリフォルニア、
メキシコ、何処へでもいける。
ただ、見ればいいのだ。少しずつ、魅せられて行きます。
コッポラ、何歳だ?