migihanshin’s blog

半身不随だけれど 明るく しぶとく 生きていこう!

自転車泥棒1950年イタリア🇮🇹

自転車泥棒1950イタリア🇮🇹

🍅🍅🍅🍅

 

監督:ヴィットリオ・デ・シーカ

第二次世界大戦後のイタリア、ローマ

ドキュメンタリー手法を使っている為、登場人物は、その辺の人である。

 

出演

ランベルト・マジョラーニ    (アントニオ・リッチ)男

職業安定所に通い、仕事を求める。

やっとのことで貰えた仕事は役所のビラ貼り。

とは言え、正社員で公務員のようだ。派遣ではない。

ただし、自転車を🚲持ち込んで自分で移動しなくてはならない。

ところが悪い事に、自転車は質にいれている。

妻にそうだんし、部屋のシーツをありったけ質に入れて、自転車を手に入れる。妻と息子3人、大喜びだ。

エンツォ・スタヨーラ  (ブルーノ・リッチ)男/子役

ブルーノはアントニオの息子。

ぶかぶかの一張羅と思われるジャケット姿が可愛い。

もちろん誰よりも父を愛し、母を愛している。

リアネーラ・カレル    (マリア・リッチ)女

マリア、アントニオの奥さんで、ブルーノの母。

イタリアの母である。

ヴィットリオ・アントヌッチ    (The Thief)男

自転車泥棒。図々しい青年。

ジュリオ・キアリ    (The Beggar )男

教会でお祈りの代わりに、食事を(炊き出し)

ジーノ・サルタマレンダ  (バイオッコ)男

バイオリンを弾く。こんな呼び方、初聴きだが、親子にとっては、世話役か?

盗まれた自転車を一緒に探す。

 

この映画は有名で、いつか見たいと思っていた。

白黒だが、画面から溢れんばかりの太陽。

イタリア映画って、太陽の光が美しいほど悲しみが押し寄せる。

子供のアントニオが素晴らしい。

この悲劇の中心にアントニオがいないよう、思わず祈ってしまう。

自転車、この日盗まれなくても、いつか盗まれただろう。

日本と一緒に、戦争に負けたイタリア。

この親子のような不幸が、無尽にあったのだろう。

あの自転車がいつの日かフェラーリになる事を信じて。

あの自転車は何色なんだろう。