東京物語1953年日本🇯🇵
東京物語1953年日本🇯🇵
🍅🍅🍅🍅
監督:小津安二郎
平山家は、夫婦で尾道に住んでいる。
子供は、男、女、男、男、女の5人兄弟。
ただ次男は戦争で戦死。奥さん(原節子)は、
未だ平山の姓を名乗って、東京でOLをしている。
上の長男(医者)長女は東京(美容室)に住み、三男の敬三は大阪に住み、
一番下の京子は、尾道に周吉、とみと住み、高校に行っている。
出演
○笠智衆 (平山周吉)男
父
○東山千栄子 (平山とみ)女
母、平山家に嫁入り。
○山村聰 (平山幸一)男
長男
○三宅邦子 (平山文子)女
長男の妻、平山家に嫁入り。
○杉村春子 (金子志げ)女
長女、金子家に嫁入り。
○中村伸郎 (金子庫造)男
長女の夫
○原節子 (平山紀子)女
紀子はこの家に嫁入り。夫の次男は戦争で戦死。
○大坂志郎 (平山敬三)男
平山家の三男。独身。国鉄勤務。
○香川京子 (平山京子)女
平山家の次女。尾道の高校に通う。
周吉ととみの家に住む。
○十朱久雄 (服部修)男
元尾道の東京の友人。
○東野英治郎 (沼田三平)男
元尾道の東京の友人。
①平山老夫婦の上京。
②忙しい長男、次女。
③紀子が東京見物に連れて行く。
④老夫婦は熱海へ
⑤周吉は友人と、とみは紀子との一晩。そして尾道へ。
⑥とみの危篤。独りぼっちの周吉。
このように、小津安二郎の映画は整理すると実にスッキリしている。
でも、家族の人数に圧倒されてしまうが、私のような脳の疾患を、
持ってるものにも分かりやすく、配役がしてあるので、後でレヴューを、
しても大概理解が間違えていない。
黒澤か小津かという議論もあったが、映画のスタイルが全く違うので、
話にならない。黒澤明の激情に溢れた人は、東京物語には出てこない。
ただ分かるのは、これから寿命をまっとうする父母も、忙しい長男、
長女も、そして夫と死に別れその思い出に生きる嫁も皆同じ時間の、
中に生きているのである。
有名な小津安二郎のカメラアングルも、この地べたや画面と真っ直ぐ、
あるいは斜めに合わせている額縁が無ければ、この映画の中に、
時間を共有する人々を表現できないと思う。
時間を共有すると言うのは、人生においても大切なテーマだ。
それでこそ、原節子は夫との思い出の中に生きていけるのだ。