migihanshin’s blog

半身不随だけれど 明るく しぶとく 生きていこう!

麦秋1972年日本🇯🇵

麦秋1972日本🇯🇵

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監督:小津安二郎

 

この作品を紀子三部作の一つとしていました。

この作品は当時の年齢から言ってお嫁に行かないのは「遅い」と言われたノリコが、結婚に向かう、本人、親戚、友人などの葛藤を描いた。

 

原節子  (ノリコ・マミヤ)女

ノリコ。OL28歳。

智衆  (コーイチ・マミヤ)男

ノリコの兄。医者。

三宅邦子  (フミコ・マミヤ)女

コーイチの妻。専業主婦。

淡島千景  (アヤ・タムラ)女

ノリコの友人。

高橋とよ  (ノブ・タムラ)女

能?お芝居?料亭?の女将さん。

菅井一郎  (Shukichi Mamiya)男

ノリコの父。

東山千栄子  (シゲ・マミヤ)女

ノリコの母。

杉村春子  (タミ・ヤベ)女

ケンキチの母。かねてより、ノリコが嫁に来てくれればと言っている。

二本柳  (ケンキチ・ヤベ)男

ノリコの幼馴染。医者。寡夫

高堂国典  (Old Uncle)男

ノリコの伯父。

佐野周二  (Sotaro Satake)男

ノリコの会社の上司。

 

この映画は、正直言って「晩春」のような面白い映画とは思えない。上記のキャスティングボードを比べてみても明瞭だ。これだけのキャスト。私は豪華なキャスト陣とか言う映画を信じない。多いだけでは駄目なのだ。例えば、ノリコの伯父?とか、ノリコと最終的に結婚する人(ネタバレなんで伏せるが)なんか、後から付け足し感がある。映画開始時に、俳優の名前がずらりと並ぶだろう。例えば、杉村春子なんか、文学座とか書いてある。この頃の映画は、劇団の人が多くて書いてあると思われる。当然ながら日本の俳優はクオリティが高かった。と同時に、監督はそれ以上の辣腕が望まれた。

今は、いや今は語るまい。

この映画は明らかに、キャスティングミスだ。これだけの大家族によって、輪廻を表現したいのは分かる。でも、面白くない。感動出来ない。監督が、キャスティングに負けたのだ。名言しよう。

芝居をする人が少ないイランはどうだ。

俳優数名、それでも立派な映画は撮れるところを見せつけている。

どんなに理屈がとうっていて、立派な評論家が誉めていても、面白くない、感動しない、と駄目だ。1000人のキャスティングで映画を作っても、駄目なものは駄目。そこまで言うと言い過ぎだが、実際面白くなかったんだもの。

一人一人の劇への関わり方が薄い。残念。