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「アメリカの食品産業に潜む問題点に切り込んだフード・ドキュメンタリーである。広大な農場に散布される農薬、遺伝子組み換え問題など、大量生産低コストの裏側にあるリスクを伝え、オーガニック・フードの本当の価値を訴えている。」Wiki
所感
ドキュメンタリーとして大変優秀な映画だと思う。問題への切り口も明解だ。オーガニックフードに最後傾き過ぎのような気がしたが、救いがないより良いだろう。
僕のいたスイスの🇨🇭国際企業もそうだが、(鉄鋼だが)いい大学を出て、博士号まで取って、ついでにMBAまで取得しているエリートが、株主の目を気にして生きていく社会。彼らに取って株主が全てなのだ。顧客、社員、家族も全て、株主あっての賜物だとハッキリ言った。気が狂っているのに気が付かない。株式最優先社会が如何にひどいか?ファシズムより直接手を汚さない分、酷いんじゃないか?株主は、其のお金が自分の手元に届くことだけを考え、高級料理を前にインスタグラムしておけばいい。
それが食品である。食品の規模の格差が如何に凄いか、命を食べさせて貰うと言う思想が欠落しているのである。自分が命を作っていると思っている。
其の思想で、医療、薬品は?となったら、考えたくもない。
これが現代社会なのだ。目立つとうるさいので、目立たないで儲けるのがポイントだ。
監督 ロバート・ケナー
さて、作品は4、5セクション、章毎に分けてあってそれを書き出そうとしましたが、難しそう。①②と以下に続く訳だが、驚く事の数々。知的興奮と言うのはこれだろうか?
①
○この50年間に食生活に生じた変化は、過去1万年よりも大きい。
○スーパーのトマトは、青いうちに摘まれ、ガスで熟成された、概念としてのトマト。😱
○生産地と消費者の間にはカーテンが引かれている。食品業界は事実を隠したいんだ。見ると食欲を失うから。🤮
○今の農場は農場ではない。工場だ。
家畜も労働者も虐待されている。🤯
②全ての食品は、ファーストフードに。
食肉業者を支配しているのは、全米全体の80%を4社だけで独占。
50年前の鶏が昔は70日、今の鶏は48日で育つ。大きさは2倍。
③全ての食品は元を辿れば、アイオワ州のコーンに🌽辿りつく。
以下続きます。
絶対見るべきです。株主はいくら稼いでも足るを知る事はありません。
そして政治家も、役人も、全ての人がイコール株主であり得ると言う事です。