リデンプションアメリカのタブーに挑んだ男達2022年アメリカ🇺🇸
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あらすじ
「父親との関係に悩む生徒を助けるため、一緒に神に祈ったことで解雇されたバスケットボール・コーチ。それがきっかけで、学校側から一方的な解雇を言い渡されてしまう。復職してほしいと生徒たちに請われ、学校を訴えることにしたが、弁護を請け負ったのは、ギャンブル狂いで厳しい取り立てにあっている弁護士だった…。バイクを売って捻出した費用もギャンブルですられてしまい、二人には後がない。教師が祈りを導くことは違憲とする学校側と、助けを求める人に信仰を共有する自由があると主張する二人。信仰の在り方を問うヒューマン・ドラマ!コーチ役のニック・ラシャウェイは本作の制作から10か月後、交通事故に遭い急逝。奇しくも本作が遺作となった。」(C)20l6 Prayer Never Fails,LLC Amazon
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○さて、この映画は申し訳ないが非常に面白くない。ただ、アメリカ憲法第一条のタブーに触れるというそう言う下りが引っかかる。そこで、大学の資料をコピーしようとしたら、出来ない。仕方ないので読みながら適当に割愛しつつ、勉強だけ。
「憲法修正第1条とアメリカの公教育における宗教」同志社大学森孝一さん
○「アメリカにおける政教分離の原則はかなり日本と違っています。」
政教分離、面白いと思うのは、教育って言うのはその国を作る上で重要な要素であるが、一方で宗教と言うものも重要な要素で、日本では当然分離されているが、アメリカでは最初明確に定義されて居なくて、後から修正され、非常に目立つ、議論を産む存在と言うことか?つまり国は最初に何を大事に考え、国を作るのか?と言う議論にもなりうる。
「あまりにも自明のことであったために、憲法に書かれなかったのではないかと思うのです。」
○更に読み進みと面白い。(映画より)
「その第1 条、基本的人権のはじめに書かれているのが「信教の自由」「政教分離」と「表現の自由」です。これが最も重要であると考えられたのだと思います。因みに第2 条は何か。銃を持つことについてです。「銃を持つことが基本的人権である」と書かれてあるのが憲法修正第2 条であるわけです。」
そしてここで修正第1条で、次の2点が明記されている。
「国教を制定することを禁止する」
「宗教活動の自由」
これを両立させることを考えた時、この映画に戻って見ると頭が痛くなる。両立は無理なのに、単品で解釈して授業でお祈りすら出来ないということになった。それを描いた映画だと思うんですが。
ただ、日本の場合修正ではなく最初から明確に政教分離されているので、公的な領域から宗教というものを排除していくで通っている。
この文献で
ワシントンD.C.にあるアーリントン墓地の場合、埋葬されている人の宗教の自由の尊重と言うのはなかなか興味があります。あのお墓は、色々な宗教が混在してるんですね。キリスト、カトリック、プロテスタントは勿論、仏教やユダヤ教、同じ墓地にある。これだと思いました。
○私が思うには、宗教はもっと交流しながらいいところを分かち合いながら発展すべきだと思います。一つ一つの宗教間に壁はいらない。壁があるから宗教の自由と言う不自由があると思います。そうでなければ、ならないとさえ思う事がある。キリスト教も仏教もどちらが優れていると言う事はありえない。それよりも分化した宗派については尚更だ。
○さてこれだけの素晴らしい映画に余りにも他の要素を盛り込み過ぎて、面白くなくしたのがこの映画である。むしろ、ドキュメンタリーにした方が良かったかなあ。本当、残念。