migihanshin’s blog

半身不随だけれど 明るく しぶとく 生きていこう!

女は女である  1961年 フランスイタリア

女は女である  1961年 フランス🇫🇷イタリア🇮🇹

🍅🍅🍅

 

あらすじ

ゴダールの長篇劇映画第3作。「ミュージカル・コメディ」と銘打って製作されたが、登場人物が音楽に合わせて歌い踊るシーンは一つもないうえ(主人公が伴奏なしで歌うシーンが1度あるのみ)、ミシェル・ルグランの流れるようなメロディを唐突に断ち切ったり、意図的に無音を作る演出がなされていることから、「ミュージカル」というジャンルそのものに対する風刺作品とも評されている[2][3]。」Wiki

 

監督: ジャン=リュック・ゴダール

 

ゴダール

映画のサークルに30年前居た僕達にとって、ゴダール様で、ゴダールが何だで、ゴダールの手法を語るで、ゴダール無視、など良くも悪くも新しい表現を生み出し映画界に1つのムーブメントを起こした人だ。今改めて見て、ちょっとガッカリだ。面白く無いものはやはり面白く無い。ルイマルの方が余程面白い。でもゴダールも感動した映画はあったので、またアマゾンには頑張って欲しい。時代は写り変わっているのだ。その中で変わらぬいい映画を作るのは簡単ではない。この映画に関して言えば、ゴダールはフィルム時代のテンポの悪いコピペ映画でしかあり得ない。これをヌーベルバーグでと呼ぶ?

 

アンナ・カリーナ  (アンジェラ  )女

主人公。

ストリッパーと呼ぶのが正しいのだろうか?彼女は、エミールと同棲しているのだが、突然、子供が欲しいと言い出す。

アンナカリーナこそゴダールの作品で世に出た人である。

ゴダールの奥さんでもあった時もあった。

2019年に亡くなったのだ。

ジャン=クロード・ブリアリ  (エミール・レカミエ  )男

古本屋らしきところで働くぱっとしない男。アンナの愛人。

アンナに子供が欲しいと言われ、ハッキリしないこの男は家の中で自転車を漕いだりする。

ジャン=ポール・ベルモンド   

(アルフレッド・ルビッチ  )男

フランス🇫🇷国宝。鼻が少し曲がった、誠実なプレイボーイ。ジャンベルモントである。アンナカリーナにもビックリしたが、ベルモントさんも去年亡くなったのだ。しかも20年前には、脳梗塞で倒れていたらしい。アンナカリーナは子供が欲しくて、彼に協力を頼む。

 

○さてこの映画をレビューすると時間がかかって仕方ない。この頃に置いて、新しい表現が、今も面白いとは言えない。「気狂いピエロ」が見たい。敬意を表して、3つトマトとした。

○映画に関係ないが、今日初めて分かった事がある。

映画サークルにいた私は、其の頃デブでダサくて、東南アジアばかり行って、映画を芸術として見ている人には、最悪の部員であっただろう。

元々このサークルには女性が少なかったが、私が居なければもっといたのかも知れない。数少ない女性の中で、アンナカリーナ(仮名)と言う人が居て、この人がサークルの交流ノート(今で言う掲示板?)に、ボブフォッシーのオールザットジャズをボロクソに批判していた。美しいアンナカリーナには考えられない暴挙であったが、それはこの映画をその少し前にベタ褒めしていた僕に対する挑戦状だったのだと其の頃思いショックだった。

今回、ゴダールのレビューをして、ボブフォッシーのミュージカルそのものに、ゴダールが否定的だと知った。

 

「劇中にカリーナの「コレオグラフはボブ・フォッシー、共演はド・チャリシージーン・ケリー」[4]というセリフがあるように、アメリカ映画狂のゴダールMGMミュージカル映画から大量の引用を取り込み、イーストマンカラーシネマスコープフランスコープ)で撮影されている。」Wiki

 

僕はミュージカルが大好きだ。ボブフォッシーも大好きだ。成る程、こんな背景を知らなかった。先輩のアンナカリーナさんは、フランス映画好きのフランス文学専攻であったので、バリバリのアメリカミュージカル🇺🇸を批判したのだ。何だ、僕が嫌いなわけではないのだ。30年も考えてしまった。勉強不足だからこう言う事になったのだろう。

最後にボブフォッシーも参照して置こう。

 

途中からですみません。

「その後、ブロードウェイ・ミュージカルの演出を手掛け、『くたばれ!ヤンキース』や『スイート・チャリティ』、『シカゴ』で振り付けを担当している。

ダンサーとして映画に出演もしていたが、1968年に舞台の映画化『スイート・チャリティー』で監督デビューした。

1973年には『キャバレー』でアカデミー監督賞を、"Pippin"でトニー賞を、ライザ・ミネリ主演の"Liza with a Z"でエミー賞を受賞。1年のうちにこれだけの賞を獲得した人物は彼だけである。また、1979年の『オール・ザット・ジャズではカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞している。

1999年、ブロードウェイで上演された、彼のダンスナンバーを集めたミュージカル『フォッシートニー賞を受賞した。

果たされなかったが、彼の作品『シカゴ』をマドンナ主演で映画化する構想もあったという。