migihanshin’s blog

半身不随だけれど 明るく しぶとく 生きていこう!

黄金の犬 1979年 日本

黄金の犬 1979年 日本🇯🇵

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「森林警備官北守は愛犬ゴロを連れて北海道に熊狩に行くが、そこで熊に襲われ、救出されているうちにゴロとはぐれてしまう。強烈な帰巣本能で一路東京を目指す波労困ばいのゴロは、途中、永山雄吉という男に助けられる。永山は通産省の武器課長の職にありながら、汚職事件に巻きこまれており、事件の秘密を知ってしまった業界紙記者・大橋ともども殺し屋に狙われる身となった。その後大橋は釧路近くで殺され、永山は放狼の旅を続けていた。永山とゴロが旅をしていると、街のニュースで妻順子が東京で殺し屋に凌辱され殺されたことを知る。永山は復讐の念に燃え、東京に向かう。大橋殺害事件を追求する安高警視と倉田刑事は現場に残されたマッチから、事件に永山が絡んでいることをつきとめた。」movie walker 

 

○製作総指揮 徳間康快 (徳間書店 創立25周年記念作品)

○監督 山根成之

○出演 鶴田浩二, 小沢栄太郎, 岡田英次

 

 

○映画のジャンル

犬の帰巣本能を主題とした、汚職摘発サスペンス  原作 西村寿行

 

○最後まで見たか?

見ました。

 

○ビックリしたか? 驚いたか?

菅原文太がどこで登場するか、それだけでビックリする映画です。

また、どちらかと言うと、堅実な刑事役と言うイメージの地井武男の映画全体に流れる傍若無人な行動。仏も恐れぬ悪行三昧。

国際女優 島田陽子の不可解な行動 など見どころ沢山。

 

○特筆すべき男優、女優はいたか?どのように?

この映画は何が問題で、こうなってしまったのか分かりませんが、全てのキャストがちぐはぐ。その中で、上述の地井武男だけが本当に何でここまで傍若無人なのかという一貫性を持っていて不死身です。

しかし、キャストは現千葉県知事、菅原文太三田佳子などなど豪華キャストが登場。キャストだけで見飽きることはありません。

主人公の犬はそうした状況下で、孤独に頑張っており、特にあざらし?を食べるシーンが見ものです。

 

○もう一度見たいか?

もういいです。この映画は徳間書店の記念映画であり、偉い人に色々と口を出され映画がヤケクソになっていったのではないかと勝手に推察します。

 

○一緒に見て困る人はいるか?

地井武男の悪行三昧のお蔭で、あの島田陽子までもその毒牙にかかるとあって、そういうシーンが三回くらいありましたので、一緒に見る人を選んでください。あれは地井武男の趣味なのだろうか?

 

○印象に残るシーンは?

菅原文太登場シーン(笑えました。)

②犬がアザラシを食べるシーン

地井武男の悪行三昧及び不死身で何度も逃げ延びるシーン

島田陽子のあっさり演技(ネタバレを含むのでどこかは言えません。)

⑤古いマツダ車ファンには、お勧め。

これらを楽しみに見てもらえばこの映画は何とか見れますのでご覧ください。ただ、若くてこの豪華俳優陣を誰も知らない場合は苦痛の2時間となります。

 

○仏教的にはどうか?

大映映画は、仏教のことをよく描くので好きですが、この映画にそのようなシーンはみられませんでした。地井武男が仏教の戒めを悉く破る、そういう映画です。

 

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「飼い主とはぐれた猟犬が故郷を目指して旅をする物語で、動物の持つ帰巣本能がテーマの一つとして注目された。」Wiki

いやあそれは無いでしょう?ゴロはあくまでゴロの世界に入っていますので。周りと関係無く。そっとしておいてください。

 

合掌