migihanshin’s blog

半身不随だけれど 明るく しぶとく 生きていこう!

ハリケーンアワー  2013年 アメリカ

ハリケーンアワー  2013年 アメリ🇺🇸

🍅🍅🍅🍅

再見

 

あらすじ

「ハリケーンの「カトリーナ」の来襲により、病院内も慌しいムード。ノーラン・ヘイズ(ポール・ウォーカーは、病院に来ていた。出産を控えた妻のアビゲイルの容態が悪化したためである。妻は手術室へと運ばれるが、医師によって子供は女の子で、妻は亡くなってしまったと知らされる。原因はハリケーンにより輸血用の血液が足りなかった事である。子供は未熟児で生まれてきて、人工保育器の中へ。産声をあげるのは48時間後と知らされる。娘に亡き妻のアビゲイルと名付けたノーランは、48時間の時を待つ事にした。しかしその矢先にハリケーンの被害で病院内の人間全てに避難命令が。人工保育器に入った娘を見守る為にノーランは避難せずに病院へと残るが…」

MIHOシネマ運営事務局

 

○初回のレビュー

これも、パッケージと違う世界の映画。主役は、車🚗で街の中を競争するアクションスター、ポールウオーカー。この映画の後、亡くなった。思えば、俳優って色々な演技をする。でも

この世に生まれた。

本当に死んだ。

はどうだろう。

どんなに頑張っても本物には、叶わない。この映画は、奇跡的にポールウオーカーの死の前に完成した。本物に挑戦した佳作である。

ご冥福を。

 

○今回のレビューでは、この作品の周辺で沢山の人が亡くなったと言うことを調べた。ポールウオーカーの死そして、この事件の題材となった、アメリカで最大級のハリケーンカトリーナハリケーンズである。その中で親子はは何に夢を託すのかと言う、もの凄い題材の映画だったのだ。ですから、この映画は、終わりぎわ30分くらいから異常な興奮状態に囚われ、終わった時、涙ダラダラ、視界ゼロである。

          

ポール・ウォーカー  M

ポールウオーカーは、この映画の中で、奥さんを死産で亡くし、未熟児が残る。絶望に次ぐ絶望。停電で医者が避難してしまった病院。そして希望。そして、現実の中でポールウオーカーは交通事故で亡くなってしまう。カトリーナの時速280km、彼のポルシェは、160kmだった。以前日本に居なかった頃、僕も僕の友人もスピードを出すやつばかりだった。160kmは通常速度で、しかも朝方アルコールが恐怖をキャンセルしていた。死ぬのは1秒もいらない。車はそんなに高級車でなくても良い。こんな僕でも出せるスピードだ。でもカトリーナに掛かれば、一瞬のうちに飲み込まれてしまう。ポールウオーカーはポルシェカレラの助手席で何を観たのだろう。

 

 

事故死

ポール・ウォーカーの墓

2013年11月30日、フィリピンの台風罹災者のための資金提供を募るチャリティーイベントに出席した後、ロジャー・ロダス(Roger Rodas、38歳。ポールの友人でレーシングドライバー資金面での相談相手にもなっていた人物)が運転する赤いポルシェ・カレラGTの助手席に乗り、帰路についた。

しかし15時30分 (PST)、カリフォルニア州サンタクラリタでコンクリート製の街灯や街路樹に衝突する事故を起こし爆発炎上。2人は現場で死亡が確認された。40歳没。

事故の様子は防犯カメラなどに記録されており、それらの分析から、現場は制限速度45 mph (72 km/h) であったが、運転していたロダスは100 mph (160 km/h) 近くの速度を出していたことが判明した。」Wiki

          

ジェネシス・ロドリゲス (アビゲール  )F

この人は、出産時に亡くなった奥さんの役。

非常に珍しい顔立ちの美人である。

 

カトリーナは、歴史的に見ても最大規模級なハリケーンであった。ハリケーンと台風 どう違う?

「ハリケーンカトリーナ (Hurricane Katrina) は、2005年8月末にアメリカ合衆国南東部を襲った大型ハリケーン。ハリケーンの強さを表すシンプソン・スケールで、最大時で最高のカテゴリー5、ルイジアナ州上陸時でカテゴリー3である。時間は全てアメリカ合衆国・カナダ中部夏時間、(UTC-5)である。」Wiki

 

「最大風速

1分平均: 175 mph (280 km/h) 

最低気圧

902 mbar (hPa); 26.64 inHg

死者

直接の死者453名-1,335名 間接的に335名 9月1日時点」

Wiki

 

「2005年は、大西洋地域におけるハリケーンの活動が、発生数の面でも勢力の面でも史上最高といえるほど活発な年であった[8]。また、大西洋ハリケーンに関する多数の記録が生まれた年でもあった。」Wiki

 

また、この災害は災害後の悲劇が痛烈だった。

アメリカのニューオーリンズでは湖及び工業水路の複数個所で堤防が決壊し、その結果、市内の陸上面積の8割が水没した。中でもフリカ系アメリカ人が多く住むロウワー・ナインス・ワード湖に面した高級住宅街レイクビューの各地区が特に大きな被害を受けた。上陸前から避難命令が出ていたにもかかわらず、死者は防げず、確認された死者は9月1日段階で数百人を超えた。この中には避難命令を受けた老人ホームの職員が真っ先に逃げ出したために自力で避難できなかった高齢者も少なからず含まれている。またヒューマン・ライツ・ウォッチの発表によれば、ニューオーリンズ刑務所で看守不在のまま受刑者600人以上が水や食料も与えられず4日間放置され、受刑者517人が行方不明になった。」

 

沢山の人が亡くなったこの悲劇。その絶望の中であまりにも儚い命。そして、その後の悲劇。どこまでが映画でどこまでが現実なのか?凄い映画だ。