甘くない砂糖の話2014年オーストラリア
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監督/主演 デイモン・ガモー
この映画はドキュメンタリーである事は勿論のこと、ホストで監督で実験の対象になったのも同一人物である。私は、この作品を面白いとは思ったが、Wikiのページが内容をしっかりまとめてあるため、ズルをして、これに沿ってコメントを入れたい。
「オーストラリア人の俳優で映画監督のデイモン・ガモー(英語版)(Damon Gameau)が、自らの身体を実験台に、「砂糖を摂取し続けると人体にどのような影響を及ぼすのか」を映像で記録した作品である」
次回は、塩を🧂やって欲しい。
「1日に、ティースプーン40杯分の砂糖を摂取(角砂糖40個分、160g)する。一般のオーストラリア人による砂糖の平均的摂取量に揃えた」
🆗
「ジャンクフード、甘いお菓子、甘いジュースを避ける」
考えてみたら、食生活も違うので、日本語版も欲しいな。日本人って威張るほど健康的な食生活をしているとも思わないし。
「世間から「健康に配慮している」と思われている食品を食べる(シリアル、低脂肪ヨーグルト、ビタミン飲料。炭水化物が多く、脂肪分が少ない食品全般)」
アメリカ人、オーストラリア人もそうなんだろうが、何故彼等の食べ物って紙に包まれたものが多いのか?つまり、シリアルと言えば、表面に砂糖がこびりついており既に気持ち悪い。何で米みたいな物が嫌いなのかな?
食べ物が全体的に大量生産、商業主義に傾いているような。ビタミン飲料なんて、どう考えても危なげ。低脂肪ヨーグルトは好きだ。
「
- 1日の摂取エネルギーは2300kcal(実験開始前と同じ摂取エネルギーに揃える。これには砂糖からの摂取エネルギーも含む)
- 実験開始前と同じく、運動(有酸素運動と抵抗運動の両方とも)を続ける
この生活を60日間続けた。なお、砂糖に加えて、果糖も摂取していた。実験開始前のガモーが摂っていた食事における栄養素の比率は、「脂肪50%、タンパク質26%、炭水化物24%」であった。」
今の世の中にどれだけ安全な食べ物があるかわからないが、日本人は長寿国である。僕の周りの婆さんは、みんなもうすぐ100歳だ。もう珍しくないのだ。その食事の内容を、この映画のように単純化されると困る。アメリカ、オーストラリア、スーパーに行けばどれだけ単純な箱が並んでることか?逆に日本人は、複雑、個別具体事例の世界、判断はあなたにお任せ。の食べ物ばかり。でも、この番組は砂糖に焦点を合わせて成功している。
「60日間の砂糖摂取実験で、ガモーは脂肪肝を発症し、糖尿病を発症する寸前にまでなり、精神面では無気力感に包まれた[2][3][4]。
ガモーの身体に起こった変化は、具体的には以下のとおりであった。
- 実験開始12日目の時点で、体重は3.2kg増加した
- 体重は、最終的に8.5kg増加した
- 体脂肪が7%増加した
- 腰回りが10cm膨らんだ
- 実験開始前よりも摂取エネルギーが2300kcal未満に減った期間があるが、それでも体重は増加した
- 血中の中性脂肪値が20(正常値)だったのが、倍の40(危険水域)にまで増加した
- 実験開始から18日目の時点で、脂肪肝の一歩手前にまでなるほど、内臓脂肪が増加した
- 医師から「(内臓脂肪が増えたのが原因で)糖尿病の初期症状」との診断を受けた
- 顔に吹き出物ができた
- 睡眠から目覚めると、砂糖が欲しくなる。食べても時間が経過すると、再び砂糖を食べたくなる
- 常に倦怠感があり、砂糖をいつでも欲するようになった
- 脱力感が酷く、運動を続けるのがだるくなってきた
映画では、「至福点」(Bliss Point)を紹介している。これは1960年代にできた造語の1つで、「食べ物に添加される糖分の最適な量」であり、ヒトが「美味しさ」と「多幸感」を最も覚える糖分の量のことである。これを超えた量の糖を添加すると、「美味しさ」は低下するという。
60日間に亘る砂糖摂取実験を終えたのち、ガモーは実験前に摂っていたころの食事に戻した。砂糖の摂取を避け、肉を初めとする動物性食品、緑色野菜、アボカド、ナッツを摂取するようになると、ガモーの身体に見られた病的な状況は速やかに回復した。」
お分かりいただけただろうか?これだけの素晴らしい結果のどれだけが印象に残っていたか?こういうレジメを見ながら初めて価値ある物だ。でなければ、「砂糖を沢山摂取したら、糖尿病になりました」という至極単純な意味のない結果に終わる。僕はやっぱり、1人1人が個人的に栄養士さんを雇い、毎日食事の報告をし、日常生活を送るのが1番だと思う。その中で危険な食べ物は排除すれば良い。食べたい物は食べれば良い。
自分勝手になんでも食ってれば、結果は自己責任だ。でも自己責任って言葉、無責任で大嫌いだ。