migihanshin’s blog

半身不随だけれど 明るく しぶとく 生きていこう!

世界を賭ける恋1959年日本🇯🇵

 



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原作武者小路実篤「愛と死」

監督  滝沢英輔

 

あらすじby movie walker 改変

新進建築家・村岡雄二が彼の批評家・野々村欽也の妹夏子に初めて会ったのは上野美術館で開かれた現代美術展の会場だった。野々村の誕生会に招待され、そこで夏子の活発で優しい性格と美しさに惹かれる。

2人の仲が急速に進む中、雄二の作品がローマのビエンナーレ(?下記)に当選した。ストックホルムの公使館にいる叔父のすすめから、三カ月の渡欧の話が持ち上った。雄二は、たとえ三カ月でも夏子と別れたくはなかったが、夏子は彼の渡欧をすすめた。皆の説得もあり、後ろ髪引かれる思いで日本に夏子を残し、1人、スカンジナビアに出発する。

 

ビエンナーレは、2年に1回開かれる美術展覧会のことである。「ビエンナーレ」の原意はイタリア語で「2年に一度」「2年周期」である。英語でバイエニアルと呼ばれる展覧会もある。語源となったヴェネツィアビエンナーレは、世界中から美術作家を招待して開催される展覧会として100年以上の歴史を持つ。ウィキペディア

 

石原裕次郎 (村岡雄二)

主人公。若い新進気鋭の建築家。

浅丘ルリ子(野々村夏子)女

村岡の恋人。村岡のスカンジナビアからの帰国をただただ待つ。

葉山良二 (野々村欽也)男

夏子の兄。

南田洋子  (野々村かおる)女

夏子の義姉。

二谷英明 (従兄の稔)

村岡の従兄。ストックホルムにいて、村岡の世話をする。

そのお父さんが、Swedenの日本公使なのだ。多分。

奈良岡朋子

村岡の姉?

 

「世界を賭ける」という題名。原作の題名より素敵だ。

今まで石原裕次郎の警察ドラマしか見て来ていないので、真剣にこの時代の映画を見てみる。第三弾。この映画。つくづく思うのは映画って事前情報は不要だ。だからこのレビューも不要だが、如何にこの映画のラストにびっくりするか?純粋な子供の様に。前回もそうだが、映画の前半と後半で映画の空気がガラッと変わるのである。これは石原作品の持つ特長なんだろうか?

石原裕次郎の格好良さもいい。昔はあまり好きになれなかった。

夏子、浅丘ルリ子、偉大な女優のバク転宙返り。

題名だが、世界を賭けるではなく、「翔ける」の方がしっくりするんですが。映画としては自分の生まれる約10年前。総天然色。恋人同士が、分かれる前に海へ行くのだが、この場所を知りたい。半島の禿げ具合が珍しく素晴らしい。