何という生き方 1964年 アメリカ
「シンプルな結婚生活を望むルイザは、エドガーという男性と結婚する。 ある日、ルイザの母親から気に入られていた金持ちのレナードが家を訪れ、彼の冗談から刺激を受けたエドガーは一生懸命働き、大金持ちとなり、レナードを破産に追い込む。だが、エドガーは拝金主義者になり、やがて心臓まひで死ぬ。多額の遺産を受け取ったルイザは、パリへ行き、タクシー運転手で生計を立てる画家のラリーと結婚する。ラリーは絵画の世界で成功するも死亡する。帰国したルイザは、ロッドという男と出会い結婚する。そして、彼女が夢見た簡素な生活のため、牧場経営を始めるも、ロッドは牛にけられて死ぬ。その後、ルイザはニューヨークへ行き、売れない道化師のピンキーと結婚する…」Wiki
○俯瞰
何という映画。(What a Way to Make Movie?)
お菓子のビュッフェ見たいな映画。ただひたすら、シャーリーマクレーンに男が現れ、決まって成功し、そしてアクシデントに見舞われて死んでしまう。信じられない映画。ミュージカル要素もある。出て来るのは見たことある大俳優。
○出演
1人1人、特徴を引用します。
○ルイザ:シャーリー・マクレーンF
主人公。首の上と、首から下で全く違う女優。
彼女が求めるのはただ、貧しい成功しないが自分の側に末永くいる伴侶であった。
「1983年には『愛と追憶の日々』でアカデミー主演女優賞を受賞。ヴェネツィア国際映画祭とベルリン国際映画祭でもそれぞれ2回、女優賞を受賞している。」Wiki
○レナード:ディーン・マーティン
レナードは、ルイザが求めている人とは全くかけ離れた男性。お金持ちで、ハンサム。常に成功を追っかけている。いつしか、エドガーと一緒になったルイザから離れて行く。
「ディーン・マーティン(Dean Martin、1917年6月7日 - 1995年12月25日)は、アメリカ合衆国の歌手・俳優・エンターテイナー、芸能人、コメディアンである。1946年~1956年はジェリー・ルイスとのコメディ・チーム「底抜けコンビ」で知られ更に1958年以降はフランク・シナトラやサミー・デイヴィスJr.たちと組んだエンターテイナー集団ラット・パックのメンバーとして知られた。」Wiki
○エドガー:ディック・ヴァン・ダイク
エドガーは、最初の幸福病の犠牲者。ルイザがちょっと目を離した間に、田舎から家に帰り、ビジネスで成功してしまう。そうなると歯止めが利かず、ルイザには目もくれず、心臓マヒに。
「1968年の主演作『チキ・チキ・バン・バン』での存在感で日本でも顔が知られるようになった。『メリー・ポピンズ』と『チキ・チキ・バン・バン』に出演したことにより、アメリカ合衆国の芸能界やお茶の間でもヴァン・ダイクのファンだと公言する人は少なくない」Wiki
○ラリー:ポール・ニューマン
ラリーは芸術家。と言えば、知り合うのはパリとこの頃から決まっていた。このあたりまで、この映画の監督の意図が分からず、何より大俳優のポールニューマン、映画は落ち着きを見せるだろうと思うあなたが馬鹿だった。絵を描くロボットが故障し殺されてしまうと言う信じられない結末に。いや、それは結末ではない事に気がついて、二度ビックリする。
「ポール・ニューマン(Paul Newman, 1925年1月26日 - 2008年9月26日)は、アメリカ合衆国出身の俳優である。3度のアカデミー賞受賞を初めとして数多くの受賞歴を持つ。」Wiki
『代表作
『熱いトタン屋根の猫』(1958年)
『ハスラー』(1961年)
『ハッド』(1963年)
『暴力脱獄』(1967年)
『明日に向って撃て!』(1969年)
『スティング』(1973年)
『タワーリング・インフェルノ』(1974年)
『評決』(1982年)
『ハスラー2』(1986年)
『ノーバディーズ・フール』(1994年)』Wiki
○ロッド:ロバート・ミッチャム
自分の自家用ジェット機を持っていたロッド。多分とんでもない金持ちだ。「ああ気をつけなくっちゃ」という思いも束の間、今度はロッドが牧場で牛に。もう駄目。私は誓う。もう誰も愛さない。
ロバートミッチャムと言うとよくわからないが、顔を見ると何処かで見たような。僕にとっては第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を描いた「史上最大の作戦」である。戦争映画が多い。見たら、ああで、その次がええとな俳優だ。
○ピンキー:ジーン・ケリー
ネタバレになるのでこれ以上は話せない。でも、ここに出てくるのは、「雨に唄えば」のジーンケリーである。正直言って、もう疲れた、もういいわと思った時に現れた大人物。そして、最後は…
出演映画
『雨に唄えば』
『踊る大紐育』
『巴里のアメリカ人』
○こんな大作。こんなキャスト。ミュージカルと言うのは時々、話の常識的な流れを無視して進む時があるとはいえ、流石にハリウッドにも自制心が働いたのだろう。何の賞も取っていないようだ。しかし、とんでもない映画だ。これなら、もう少し音楽が目立てば良かったのかもしれない。