migihanshin’s blog

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娘よ 2014年 パキスタン

娘よ 2014年 パキスタン🇵🇰

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あらすじ

「第87回アカデミー外国語映画賞パキスタン代表作品に選ばれたサスペンスドラマ。パキスタン、インド、中国の国境付近にそびえ立つカラコルム山脈その麓では数多くの部族が暮らし、衝突と融和を絶えず繰り返していた。ある日、部族間で衝突が起こり、トラブルを収める代償として、相手部族の老部族長と10歳になるゼナブとの婚姻が求められる。その事実を知ったゼナブの母アララッキは幼い娘を守るため、掟を破り部族からの脱出を図る。監督は本作が初監督作品となるアフィア・ナサニエル

2014年製作/93分/パキスタンアメリカ・ノルウェー合作」映画.COM

 

監督: アフィア・ナサニエル

 

Samiya Mumtaz.    (Allah Rakhi)女

暗い過去を持つ女。

全てが男性本位なのだ。女性は高価な贈り物に過ぎない。

少数部族の間で起きた殺人。これを穏便に済ませようと、娘(15に達していない)を嫁に差し出せ、となる。母のアララキは、自分が同じ形で今不幸せな人生を過ごしているので、娘にはその思いをさせたくない。また、嫁に行けば、母にはもう一生会うことは出来ない。アララキは決断する。娘と逃げる事を。カラコルム山脈の合間を彼女は逃げる。愛する娘と。

名前がアララギ。面白い。

 

アララギとは?

「『アララギ』(あららぎ)は、日本短歌結社1903年明治36年)に伊藤左千夫をはじめとした正岡子規門下の歌人らが集まった根岸短歌会機関誌馬酔木』を源流とし、1908年明治41年)に左千夫や蕨真一郎を中心に『阿羅々木』として創刊。翌年、島木赤彦が創刊した『比牟呂』と合併し、『アララギ』と改題された[1][2]。」Wiki

 

アララギの由来

「イチイ(一位[7]、櫟、学名: Taxus cuspidata)は、イチイ科イチイ属植物またはイチイ属の植物の総称。常緑針葉樹。英語では Japanese Yew と呼ばれ、同属のヨーロッパイチイ T. baccataは単に Yew あるいは European Yew と呼ばれる。秋に実る赤い実(仮種皮)は、食用にできる。生長が遅く年輪が詰まった良材となり、弓の材としてもよく知られる。」Wiki

イチイはアララギの別称。イチイさんと言う先輩がいた。どうでも良いが。ところが、

 

アララギの有毒成分

果肉を除く葉や植物全体に有毒・アルカロイドタキシン(taxine)が含まれている[15][7]。種子を誤って飲み込むと中毒を起こす。摂取量によっては痙攣を起こし、呼吸困難で死亡することがあるため注意が必要である。」Wiki

 

と繋がる。アララキのこの後の情熱的な行動は正にアララギの実だ。

 

○サレハ・アーレフ  (ザイナブ)女

アララキの娘。

ただひたすら、母について行く。

 

Mohib Mirza    (ソーヘル)男

トラックの運転手。

偶然、この事に関わってしまった。こう言う顔をインドのハンサム、イケメンと言うのだろうか?

 

アジャブ・グール  (シェバーズ・カーン)男

アースィフ・カーン  (ダウラト・カーン)男

この2人のどちらかが、彼女の部族で、もう一つが追い回す方の部族の長であると思われる。資料不足で分からない。この名前の苗字側にある、カーンと言うのは、その部族の長と言う意味ではないのか?

 

「ハーン(汗、可汗、合罕、干、qaġan/qaγan、khaan)は、北アジア中央アジア西アジア、南アジアにおいて、主に東北に住む騎馬民族の君主や有力者が名乗る称号。古い時代の遊牧民の君主が名乗った称号カガン(古テュルク語:  - qaġan/qaγan)はその古形である。」Wiki

 

モンゴルのハーンとは違うのだ。一応、カーンとなってる。映画を見て、みんな賢くなる旅をしようね?

 

○と言うわけで佳作。カラコルムの砂漠の綺麗な事。

僕は、映画の画面、地面の線が、キチッと平行に測量されたみたいに直角平行が出ていないと嫌だ。重力に沿ってだ。この映画はこれだけの地形でキチッとしている。そうすると、その上で人間のドラマが輝く。と思っている。

カラコルム少数民族は非常に興味深いが、時間がないので、リンクを。

https://older.minpaku.ac.jp/museum/showcase/media/tabiiroiro/chikyujin444