ビンラディン殺害計画の全貌 2021 アメリカ
○あらすじ
「2011年5月、米同時多発テロから10年後、海軍特殊部隊SEALチーム6が首謀者のオサマ・ビンラディンを襲撃、殺害した。オバマ大統領や元CIA長官、ビンラディンを追跡した諜報部員や襲撃を決行したSEALチーム6の隊員などへのインタビューを通じ、ビンラディン殺害計画の全貌が今、明かされる。」アマゾン
○「2011年5月2日、アメリカ軍による作戦が開始される。目的はあくまでビン・ラーディンの殺害であり[22]、生け捕りは想定されていなかった」Wiki
○テーマ
純粋に、ビンラディンの殺害の日にかなり内容を絞っている。
「ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害(ウサーマ・ビン・ラーディンのさつがい)とは、イスラーム過激派組織であるアルカーイダがアメリカ同時多発テロ事件を起こした事で同国の報復を受け、その指導者ウサーマ・ビン・ラーディンがアメリカ軍によって殺害された事件である。」Wiki
○所感
子供の頃、アメリカは絶対的「善」だった。そう言う教育だったのか知らないが、そうだった。それから色々と知識がつきアメリカの傲慢なところが目に付いた。でもアメリカの傲慢さは、どこかで格好良かった。
911で沢山のアメリカ人の犠牲、しかも、世界の中心地ニューヨークのツインビルの崩壊、犯人はテロリスト。絶対的な悪ウサマビンラディン、鼻持ちならないアラブの金持ちの息子。絶対的善と、絶対的悪。
ところが、この20年以上、アメリカのおかげで、アップル、マイクロソフト、アマゾンのおかげで、僕は斜めに問題の反芻をする癖がついてしまった。
「何故、アメリカだけが、人の国に土足で上がり混んで、テロリストを裁判無しで殺して勝手に海に捨てる事が許されるのか?」とこうなる。
ネプチューン・スピア(海神の槍)作戦と言う格好いい名前だが、その中でターゲットのウサマビンラディンはコードネームで「ジェロニモ」と呼ばれた。
「ジェロニモ(Geronimo、本名:Goyathlay、1829年6月16日 - 1909年2月17日)は、ネイティブ・アメリカン、アパッチ族のシャーマン、対白人抵抗戦である「アパッチ戦争」に身を投じた戦士。なお、部族の酋長と誤解されている例も多いが、実際は酋長ではなく部族の「指導者」でもない[要出典]。」Wiki
初の有色人種オバマの政権下でカウボーイゴッコだ。
思えば、サダムフセインなどの独裁者の死刑ですら、テレビで見た。高々、下らない絶対悪のテロリストが裁判で裁かれないのか?世界の国々はこれを許すのか?答えはイエスだ。殆どの国がイエスなのだ。ロシア、中国でさえも。インドも。これを人は政治的配慮というのだろう。お前がやったから、俺もやるよとこうなる。我が国は言わずもがなだ。
「日本- 菅直人内閣総理大臣は対テロ戦争における顕著な前進であると歓迎
インド- 外務省は殺害が対テロ戦争における勝利の記念碑になったとして歓迎[49]。」Wiki
NOは僅かだ。
「ベネズエラ- 外務省は、同時多発テロの被害を受けた米国民に連帯を表明する一方、米国政府がとった方法は野蛮で不法なものだと批判した。
チリ - 上院外交委員会のトゥマ委員長は、パキスタンの主権を無視した今回の米国の作戦について「国際法の有効性をないがしろにするもの」と批判した。」Wiki
そして、何より自分の国に土足で上がられ、ウサマビンラディンを殺されたパキスタンは?
「アメリカ合衆国は、この作戦をパキスタン政府に事前に通告することなく行い、終了後に報告した。アメリカはパキスタンだけでなく、他の国とも情報は共有しなかったとされる。このためパキスタンのムシャラフ前大統領は、アメリカによる一連の作戦は主権侵害であると非難している」Wiki
である。怒って当然だろう。でなきゃ国家の主権なんて、意味のないものになる。チリベネズエラは言うべき事を言っているのだ。それともこれも政治的配慮…?
「その後アラビア海に停泊していた空母カール・ヴィンソンに移され、5月2日午前1時10分(EDT)より、同空母の甲板で50分かけて水葬の儀式が執り行われた。遺体は洗浄し清められ、白い布で包まれ、あらかじめ用意された祈りの言葉が唱えられ、通訳がそれをアラビア語に翻訳した[58][59]。その後、重しをつけられた袋に入れられ、カール・ヴィンソンにある外舷エレベーターから海に投下された。」Wiki
あれだけのことをやって置きながら、これは無いだろう。私が被害者の家族なら満足しないだろう。ウサマビンラディンの顔すら出てこない。このアメリカが成功したITの時代に...