48丁目の奇蹟 1947年 アメリカ
あらすじ
「ニューヨークのメイシー百貨店の催す感謝祭パレードで、1番人気のサンタクロースの行進。人事係のドリスがサンタ役として選んだクリングル老人は評判を呼び、彼女の娘に本物のサンタだと思われてしまう。ドリスに説明を頼まれるも、自分を本物のサンタだと言い張るクリングル。」Google
監督: ジョージ・シートン
○エドマンド・グウェン
(サンタクロース クリス・クリングル)男
主人公。
ホンモノ(クリス・クリングル)は、マーシー百貨店の企画したクリスマスのパレードを覗く。そこには酔っ払いのサンタがいて、彼の怒りを買った。マーシー百貨店でこの件を担当しているドリスは酔いつぶれた偽サンタに困り、急遽髭がホンモノのクリスを採用。初日、大成功に終わる。多分このパレードは初日で、これから数日の間に起こるクリスと周りの人々の騒動を描く。
○モーリン・オハラ (Doris Walker)女
マーシー百貨店のイベント担当者とでも言うべきか?
バツイチで、娘スーザンを育てている。現実的な性格で、それを娘スーザンにも徹底しており、当然、サンタクロースなど信じない。
小原と書くと、日本語が出てくるように、アメリカの名前には時々こういう醤油の味の名前がある。本人は全くの欧米アメリカンであるが。オハラで検索しても何も出なかった。今後の宿題。
マーシー百貨店は実在する、以前は世界最大の百貨店であった。
「メイシーズ (Macy’s) は、アメリカ合衆国ニューヨークに本部がある百貨店。オハイオ州シンシナティのR.H.メイシー社が経営している。」Wiki
それが今は、業績が落ち、店舗を閉店、縮小している。何故か?この映画を見ているアマゾンさんなら知っているに違いない。
○ナタリー・ウッド (Susan Walker)女子役
ドリスの娘。彼女がサンタクロースを信じる事が、この映画の大きな命題になっている。
私はこの人の名前を聞くと、アメリカの女優の第1人者と言う気がする。でも、あまり良く知らない不思議な存在。淀川長治さんのせいではないか?子供の頃、日曜洋画劇場を見るのは家族のイヴェントになっていて、その時ナタリーウッドの名前を淀川さんが連呼しなかったか?
主な作品
『幽霊と未亡人』(1947年)
『理由なき反抗』(1955年)
『捜索者』(1956年)
『草原の輝き』(1960年)
『ウエスト・サイド物語』(1960年)
なるほど、小学生の頃見た内容を逸失している映画だ。今後、レビューしたい。この子役時代から活躍して40歳過ぎに原因不明の死を遂げた、疾風の如き大女優。この映画の演技でも、本当に現実的な子供を見事に演じている。
○ジョン・ペイン (フレッド・ゲイリー )男
弁護士。バツイチのドリスを密かに懸想。娘スーザンから口説いていく事を決定と本人に言ってしまう不思議な男。だが、何故司法関係者が、最初から登場するのか?サンタを裁判にかけるという如何にもアメリカ的発想の伏線なのだ。夢を夢にしておかず追いかけ、でも夢は更に高みにある。
○奇蹟奇跡
漢字が何故違うのか調べた。
「奇跡(奇蹟、きせき、英: miracle)は、人間の力や自然法則を超え、神など超自然のものとされるできごと。基本的には宗教および信仰と結びついていることが多い。
奇跡、miracleという表現はどちらかと言うとキリスト教などを中心として用いられる用語で、それに相当するような内容を仏教や神道では「霊験」(れいげん)と言い、たとえば「霊験あらたか」などと表現する。」Wiki
○勉強する事が多い映画。ただ、映画としてはちょっともの足りない。3つのトマト。