スカーレットレター 2005年韓国
○あらすじ
「刑事ギフンには美しい妻スヒョンがいながらも愛人カヒとの情事を楽しんでいた。そんな彼に1件の殺人事件の捜査を任せられるが、捜査すればするほど迷宮入りしてしまう。その一方でギフンは妻が妊娠していることを知り、カヒとの関係を解消しようとするが、カヒもまたギフンの子を身ごもっていた。」Wiki
○監督 ピョン・ヒョク
○出演 ハン・ソッキュ, イ・ウンジュ, ソン・ヒョナ
○映画のジャンル
不倫、三角関係。
○最後までみたか?
みました。
○ビックリしたか?驚いたか?
最後のシーンがあまりにも熱演なので、そこだけこの映画から切り離されているようでした。
何とこのイ・ウンジュという女優はこの映画の数か月後に自殺したとのこと。
知らないで見たので、正にビックリ!
○特筆すべき男優、女優はいたか?どのように?
この映画は全体に、警察役である主人公の二股の不倫生活という流れで進みます。それだけに、この最後のシーンでちょっと冗長な映画の流れがガラッと変わり、ハン・ソッキュ演じる主人公は、この最後のシーンが嫌でたまらなかったのでは?と思います。
勿論、この映画にのめりこみすぎ自殺した、イ・ウンジュの演技は鬼気迫るものでした。
しかし、これとは別に、ソン・ヒョナと言う女優が出ていますが、この人は元ミスコリアだそうで、映画全体では、この人の魅力を強調する場面が目立ちました。確かにオーラが出ています。これもググったら「現在44歳生活苦」とのことでした。なんか色々ある映画。
「これがイ・ウンジュの遺作となった。自殺の原因は本映画において、ベッドシーンを強要されたからだとする報道がされたが、事務所側はこれを否定しており、遺書は公表されていない。」Wiki
これがたった一度の人生。美しいから次世も美しいだろうとは、大きな勘違い。本当に自殺?
○もう一度みたいか?
いいえ
○一緒に見て困る人はいるか?
何度もベッドシーンがありますが、本当に絡みというだけのむしろ美しい撮り方。角川映画みたいに、脈絡なく脱いじゃうというのではなく、奥ゆかしかった。その肌が、男のものか、女のものか分からないという撮り方。大人だけで見よう。
○印象に残るシーン
最初のシーンで、私はてっきり、主人公の男性の私小説的映画かと期待し、ペパーミントキャンディーという映画みたいな出来を期待したが、全くそういうことはなかった。そして、上にも書きましたが、最後のシーンが全てです。なるほど、死ぬ気で撮った人と、そうでない人の対比が見事。
もともとこの映画は、ある写真屋の親父の殺人事件から始まるのですが、その死体に散りばめられた、モヤシが良かった。如何にも韓国らしい。
○仏教的にはどうか?
お釈迦様は熱愛こそ、苦の元と唱えられた。
この女優は一体誰を愛しすぎていたのでしょうか?
合掌