雨月物語 1953年 日本大映
あらすじ
「近江の国琵琶湖北岸の村に暮らす貧農の源十郎は、
源十郎は戦が続くうちに、さらに焼物を作り大儲けをしようと、
○所感
素晴らしい映画。
こうして見ると、京マチ子は何と偉大な女優なんだろう。
○監督:溝口健二
○原作:上田秋成
○出演
○若狭:京マチ子
若狭は幽霊だったのだろう。今更だが。
安永5年4月(1776年)の「雨月物語」、その時代よりも前、
私は、この原作の「蛇性の婬」
また、昭和から平成の似た話も知っている。
これは、ノンフィクションで、構成は似ているのだが、
○宮木:田中絹代
彼女は、夫思いの女。金に目が眩み、無理に仕事をする源十郎:森
何と言うか、こうゆうシーンがいくつもあって、
○源十郎:森雅之
この人の演ずる男の弱さは、
○阿濱:水戸光子
①源十郎:森雅之と宮木:田中絹代が子供のいる夫婦で陶芸職人。
②は①にくっついていくが、事あればすぐ、侍になろうとする。
これが、この作品の苦悩の中心人物だ。
後半、話が、②に傾くので、現代的な展開になり、
その原因は、この作品が「雨月物語」のおいしい採りをした上に、
○総括
「本作は『雨月物語』の他に、モーパッサンの短編小説「勲章」
これである。
平成の「雨月物語」でも「妻の貞操と引き換えに念願の勲章を手に
合掌
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