migihanshin’s blog

半身不随だけれど 明るく しぶとく 生きていこう!

逃亡列車1966年日本🇯🇵

 



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終戦時の満州に取り残されたスネに傷持つ7人の兵士たちが、ポンコツ寸前の機関車を修理して決死の脱出に挑む。石原裕次郎主演の娯楽戦争アクション。昭和208月、戦争末期の満州国境地帯。」日活

 

監督:江崎実生

 

石原裕次郎    (有坂大作)男

いつソ連が攻め込んでくるかという終戦末期。

満州図們に赴任を命じられた有坂少尉。

しかし時遅し、降伏の玉音放送

有坂少尉は7名の部下と一般人を日本に逃がす為に、

ギリギリの戦いに。

十朱幸代    (倉吉麻美)女

看護婦。この人と石原さんの組み合わせというのも新鮮。

イメージは、夜7時の連続ドラマ。

伊藤雄之助  (李元成)男

謎の中国人。顔は何度も見ているが名前が浮いて来ない。

この独特の雰囲気。

川津祐介  (山村大尉)男

有坂少佐の為に、満州を脱出するルートを手配。

小松方正    (邦枝上等兵)男

コロンボの声。

山内賢岡  二等兵男

この人も良く見る俳優。

そもそもこの人が脱走兵。という設定がこの映画に緊張感を与えている。

しかし、東南アジアに彼にそっくりの製造マネージャーがいてビックリ。

今日まで、似ている事に気がつかなかった。

伊藤るり子  (山下光子)男

山内さんの恋人役?

 

実は石原裕次郎と言えば、「太陽に吠えろ」か「西部警察」というイメージしか無かった。ただこの前「太平洋独りぼっち」が良かったので、この映画でチャレンジである。この人の主役を仕切る独特の雰囲気、他の人が下っ端に見える眼力、終戦間近のボロボロになった日本軍に、彼の颯爽たるブーツ姿。何の不満があろう。

前半、危なかった。退屈な映画になりかかっていた。だが、玉音放送後が凄い。何というか、1将校からただの一人の男になって、この男の本領発揮である。こんな人が実際に本当にいたのだろう。このボロボロな国のボロボロな機関車C57。明日を信じ、石原を信じた日本兵達。最高だ。

この人が、早逝しなければ、政治家になっていたんだろう。この人なら許す。

溶接、砂糖からコークス、うちの母も満州から逃げて来た。うちの祖父は、満鉄アジア号の機関士だったのだ。大連から逃げる直前、ロシア軍(露助と読んでいた)に刺され死にかけた。こうゆう人達が、この映画を見て、何を感じたのだろう。胸に迫るものがあろう。

そして、女優で本当に優しさを表現できる十朱幸代、最高のキャストだ。