スティルウオーター2021年アメリカ🇺🇸
スティルウオーター2021年アメリカ🇺🇸
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監督:トーマス・マッカーシー
「オクラホマ州スティルウォーターの石油会社に勤めるビル・ベイカー(マット・デイモン)は、フランスのマルセイユに1年間留学し、疎遠になった娘アリソン(アビゲイル・ブレスリン)が、レズビアンのガールフレンドを殺害した容疑で逮捕・起訴されたことを知る」Wiki
主人公。ビル・ベイカー。
娘がマルセイユに収監しており、定期的に面会にオクラホマ(米)より行っている。
ビルの娘。アリソン・ベイカー。
マルセイユで収監中。
ビルの母。
○カミーユ・コッタン(ヴィルジニー)女
マルセイユでビルが知り合った女優。
色々と面倒を見てくれる。
○Lilou Siauvaud (マヤ)女子役
ウィルジニーの娘。
殺人の真犯人と睨まれる人物。
○アンヌ・ル・ニ女
アリソンの弁護士。
○マルセイユって何処だっけ?
先ず最初に、ここは何処なんだろう、と、ボーっと見ているわけである。マルセイユと聞いて、え?ここ本当に先進国なるわけです。私はドイツの例しか知らないが、移民?なのか問題は?綺麗な街だったんでしょうが、これは?
「悩ませられるひったくり事件
現在南仏の一般的な犯罪被害で当館を悩ませているのは、邦人旅行者に対するひったくり事件です。〜中略〜
犯人は、日本人は現金を持ち歩くと認識しており、邦人に狙いを定めています。貴重品を取られたばかりではなく、犯人に抵抗した結果、肋骨を何本も折られ、当地で入院を余儀なくされた方もいます。〜中略〜。
こうした犯罪の一番の特徴は、騒擾事件もそうですが、犯人が主に18歳未満の未成年であるということです。フランスでは未成年の場合、法律上、警察に逮捕されても、大抵は説諭をした上で保護者が迎えに来て釈放ということになり、こういうことを承知の上で、同じ若者が犯罪を繰り返しているもようです。〜中略〜
このような努力は行っていますが、前述のような法律もあり、繰り返し犯罪が行われる構造的な問題があるため、残念ながら、事態の早急な改善は見込めません。」
この記事を見て初めて、ビルとアリソンが置かれている状況が分かってきます。フランス第3の都市ですよ。
今の世の中、アメリカの田舎者がフランスの犯罪都市で、娘が犯罪に巻き込まれ、拘束されたという話なんです。
○still waterスティルウオーターとは
これがもうひとつのキーワードのように思いました。
ヨーロッパは、通常水を飲む事はしません。それはstill waterです。炭酸水が主というわけです。以前誰かに説明された気がしたが、すっかり忘れてた。
この映画の題名は、正に、現在に於けるアメリカとヨーロッパだったんです。
現代に於ける海外へ行くとはどういう事なのか?
この映画の起点かと思います。
僕は、5年前にフランクフルトに行って、移民だらけの状態にビックリしました。そこから更に5年くらい前に行った時は美しかった街並みがです。移民が、あちこちの街角に屯していました。街角で、道に注射器が落ちているのを何度も見ました。あれから更に5年、今はどうなったか?考えるだけでゾッとします。
映画の名前って重要。
○映画はまずまず
でした。上記2点を考えても、訴える力が弱かった。
社会問題を訴える映画が、最後にはハリウッドになってしまう。これがアメリカ映画の問題でしょう。社会問題がただの味付けになってしまう。かつてヨーロッパを映画と共に闊歩していた、アメリカは🇺🇸もういない。
あれだけ人を銃で殺したデイモンは何処へ?