migihanshin’s blog

半身不随だけれど 明るく しぶとく 生きていこう!

喰われる家族  2020年 韓国

喰われる家族  2020年 韓国🇰🇷

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あらすじ

「半年前にひき逃げ事件で妻を亡くしたソジンは、ひとり娘イェナを連れて両親と実家で暮らしていた。そんな彼のもとに、25年前に行方不明になった妹ユジンが見つかったとの報せが届く。ユジンを名乗るその女はDNA鑑定でも血縁関係が証明され、両親は娘との再会に喜び、イェナも優しい彼女に懐くように。ソジンだけはどこか違和感を覚え、長年実家で働く家政婦ファンにユジンを探るよう頼むが、ファンはユジンと出かけた後に突然退職を願い出て行方不明となってしまう。そして、ユジンの知り合いだという夫婦が新しい住み込み家政婦としてやって来るが……。」映画.com

 

所感

DNA、子供の頃行方不明で帰って来る、新興宗教遺産で揉めそうな金持ち、こういう要素が最近の韓国映画の定番ではないか?最近の韓国映画は、外で遊ばない。家かビルの🏙中でひたすら、おとなしい。そうした映画ではあるが、まあまあそのパターンでは見られた。家族が乗っ取られる要素も何処かで見た気がするがよしとする。もっとニンニクの香りのする韓国映画が見たい。

 

監督 ソン・ウォンピョン

 

キム・ムヨル (Seo-jin)M

主人公。

金持ち。建築デザイナー?最近奥さんを轢き逃げで亡くした。

昔、妹を誘拐されてしまい今も行方不明の彼女を探している。金持ちなので、それを目当てに来る人が絶えない。新しいトンイ見たいな女性もその1人であったが、DNA鑑定は🆗。なのに、彼はユジンと妹の名前を呼ぶ事に違和感を持つ。そしてその違和感を持たない家族が、少しずつユジンを異常に支持する様になっていく。ソジンの小さな娘Jenaイエナは、特にそうだ。だがこの娘だけ、その支持振りは違う。

 

ソン・ジヒョ (Yoo-jin)F

トンイに似ている彼女。

こんな人が突然現れて、あなたの妹だと言う。彼女の周辺の事が全く分からないのにDNA鑑定の結果だけで、一家はすっかり信用しきっている。この映画で最も重要なパラドックスだ。疑えば限り無く疑えて、信じれば限り無く信じられる、パーフェクトな物は何も無いのだ。「無」

 

イェ・スジョン (Yoon-hee)F

ソジンの母。

ユジンが帰って来た事を無条件に喜んでいる。

 

パク・ミンハ  (Jena)F子役

ユジンに手名付けられるのにそんなに時間はかからなかった。

ただ、この子供だけ家族のほかの一員とは扱いが違う。

 

ソ・ヒョヌM

そもそもDNAの結果をそんなに信じるかとは思ったが、この人は最もメロメロ。

 

ホ・ジュンソク (Detective Joo)M

警察

 

○ユジンの作る雰囲気と、ソジンの作る雰囲気が対照的でよく出来ている映画。でも、家族のほかの人が、簡単に籠絡されているのに、何故ソジンは何とも無いのかの理由がはっきりしない。ソジンが最初からユジンを疑う理由がわからない。

 

イノセンス・プロジェクト

今回調べていて、DNA検査への誤解が沢山ある事は分かった。それについてはまた別の機会にするとして、このイノセンスプロジェクトは興味深い。全部は引用しないのでページに飛んでみて下さい。

 

「近年無実の受刑者を刑務所から釈放するための証拠としてDNA型鑑定を利用した実例が数多く報道されている。DNA型鑑定は、有罪を裏付けするのと同様に、無実の受刑者を護る役割も果たしている。

1992年ニューヨーク弁護士のバリー・シックとピーター・ニューフェルドがイノセンス・プロジェクトを発足させた。このプロジェクトはアメリカ合衆国オーストラリアの40以上の法科大学と市民団体から構成する巨大プロジェクトに成長している

具体的にはアメリカ合衆国イリノイ州の死刑判決では刑確定後のDNA型鑑定で受刑者の容疑が晴れ、州知事により死刑執行が停止された。

イノセンス・プロジェクトは無実の罪で投獄された受刑者の232人(うち死刑囚17人)が、最新のDNA型鑑定により刑務所から釈放された。

これら誤って有罪判決を受けた受刑者達はDNA型鑑定がいまだ開発中の1980年代半ば以前に誤った目撃証言や状況証拠に基づき有罪の判決を受けていた。幸運な事に、釈放された232名+17名はDNA型鑑定のための証拠資料の一部が警察に長期保管されていた。これらのことが刑事司法制度に対する理解を徐々に変えつつある。〜略〜

日本では、これらの法整備は未着手であり、現実的に警察研究機関は予算縮小方向が進められ世界的時流を逆行している状態にある。」Wiki

 

流石、冤罪先進国日本。